アメフト秋季リーグ戦 VS学習院大学 これが常勝軍団の力だ!日本一に向け好発進!!
2012年度 秋季リーグ戦 第1節
9月8日(土)
会場:川崎球場
ついに幕を開けたトマホークスの2012シーズン。初戦の相手は創部60年で初めて1部に昇格した学習院大学だ。結果は、主将の蔀が「まずは初戦に全力を尽くす」と語ったように相手を圧倒。リーグ戦54連勝を飾った。さあ目標である学生日本一に向けて突き進め!!
試合結果
トータル試合結果
99 | 17 | 1Q | 0 | 0 |
---|---|---|---|---|
36 | 2Q | 0 | ||
22 | 3Q | 0 | ||
法政大学 | 24 | 4Q | 0 | 学習院大学 |
戦評
試合は法大のレシーブから始まった。開始早々RB佐々のランやQB寺村の正確なパスにより着実に1stダウンを更新し一年生RB田邊のTDで法大が先制する。敵陣30yds地点にて4downに追い込まれる場面もあったが積極的に攻め、K谷澤のFGやWR伊東の85ydsという長距離のパントリターンTDで法大の攻撃陣は波に乗る。続く2Q開始4分後、WR松永のキックオフリターンが飛び出し、またWR竹腰のランによるツーポイントコンバージョンも成功、さらに点差を広げていった。
一方、法大の守備陣もLB田中、高橋のインターセプトなどで学習院大に自陣に入ることすら許さず法大は終始、敵陣でゲームを繰り広げることができた。53-0と100点ゲームを期待させる結果で前半を終えた。
後半の3Qでは、DT館野がハードタックルでボールをはじきそれをLB増田が素早い動きでリカバー、RB伊藤のランTDへとつなげる。長距離パスも取り入れスピード溢れるバックフィールドの選手を生かした一発TDを狙う場面も見られた。
4Qでは守備陣の動きが光った。相手のビックリターンになるところをWR松永が待ち構えて止める。また、主将・蔀はQBサックをするなど全くといっていいほど相手にアメフトをさせることなく試合が進んでいった。試合時間残り20秒のところではK谷澤のFGが決まり法大のスコアは99点となった。100点ゲームにはならなかったものの2部から昇格してきた学習院大に常勝軍団の強さを見せつけ、99-0と良い形でスタートダッシュをきることができた。
次戦の相手も2部から昇格してきたばかりの東京都市大学だ。法大の強さを見せつけてぜひ勝利してほしい。(岩崎 真)
監督・選手のコメント
青木監督
―今日の試合を振り返って
点数は入ると思っていた。ケガ人もいないしまあまあじゃないでしょうか。これから4試合こんな感じになると思います。
―期待している選手はいますか
新人に近いランナーの3人(伊藤俊・小山・田邊)ですかね。今日はこのメンバーが一生懸命走ったから良かったと思います。
―次戦に向けての課題は
まだ若い子が失敗しているので特に課題は出てないですね。これからだと思います。
DL蔀主将
ー今日の試合を振り返って
点差的には結構開いたと思いましたけど、目標としていたDFは0点、OFは10本以上、Kもモメンタムを5回以上と、スタートポジションに関してはクリアできたと思うのでそこに関しては評価できると思います。しかし、全体的な雰囲気としてちょっと後半にかけて油断というか、心のスキが生まれたかなと思います。
ー99-0という結果についてどうとらえますか
まあ勝ちは勝ちなんで。点差は開いてますけど、実際は反省もいっぱいあると思うので、その反省をつぶすだけですね。
ーQBサックなどもされましたが、ご自身の調子はいかがでしたか
ちょっと暑さにやられてしまったと感じますけど、そんなに大したもんじゃなかったのでまだまだ改善の余地はあると思います。
ーチームとして目標とするプレーはできましたか
OFを見てても良いプレーはあったと思うんですけど、それがもっと増えていかないときっと甲子園で勝てないので、そこを増やすしかないと思ってます。
ー次の試合に向けて
自分の中では心のスキってところがチームとしてあったので、そこを確実につぶしていきたいと思ってます。
ーご自身の次戦に向けての課題や改善点はありますか
リーダーシップってところですかね。そういう心のスキが生まれた瞬間を見計らってちゃんとした声を出せてなかったというのがあったので…。
ープレーの面ではありますか
今日はあまり足が動いてなかったかなってイメージはあったので…。ちゃんとコンディショニングして次戦に臨みたいと思います。
LB増田選手
―今日を振り返って
点差的にはまぁまぁだけど、内容的にはまだまだだと感じる。
―秋季初戦でしたが意気込みは
ぼこぼこにする気持ちでやりました。
―夏合宿でDFは何を目標に取り組んでいましたか
オフェンスが頼りないので、自分たちで守る。的な感じのことを言ってました。
―LBの雰囲気は
田中喜貴さんを筆頭に良い雰囲気だと思います。
―これからに向けて、課題と一言お願いします
下級生を引っ張って、チーム全体を盛り上げ、チームの一体感を出したい。みんなに楽しそうにプレイしてるディフェンスを魅せたい。
DE天野選手
―今日の試合を振り返っていかがでしたか
DFの目標(0点に抑える)は達成できたので、それだけでも良かったのではないかと思います。
―リーグ初戦でしたが、モチベーションは
全体的に高かったと思います。
―個人的には
個人的にも(高かった)。
―DLリーダーとのことですが、今日のDL陣について
勝って当たり前という状況でしたが、力勝負で圧倒しようと思って試合をしました。(そういった状況でも力を抜くことなく)できたので、良かったと思います。
―夏は主に何を練習されたのですか
DLは基礎を中心に練習しました。
―基礎というと
一対一で当たる練習や、低く当たる練習です。
―最後のリーグ戦ですが、注目してほしい点は
個人として、活躍することよりも堅実なプレーをすることを目標にしています。自分の与えられた役割をしっかりと全うすることに努めていきたいと頑張っています。自分が輝くことよりも、周りの人のために自分が何をできるか考えていきたいです。
―チームのために捧げるシーズンにするということですね
そうすれば、おのずと個人的なQBサックなどの結果もついてくるのではないかと。
(この日も天野選手はQBサックを決めていました)
―最後に秋季リーグの意気込みを教えてください。
“日本一”を目指してやっています。それを目標に、一歩一歩、一戦一戦、成長していけば、自然と結果がついてくるのではないかと思っています。
RB田邊選手
―今日を振り返って
今日は正直格下の相手だったんですけど、自分的にはもっと力を発揮できたと思うし、とりあえず二桁しか得点を稼げなかったことが自分の中で一番悔しい。もっと出せると思ったしこれ以上できると思った。
―秋期リーグ初戦でしたがどうでしたか
初戦だったんですけどスタートダッシュというのを掲げていて、スタートダッシュのいい弾みになったと思うんですけどもっと高いレベルで戦っていきたい。
―自分のアピールポイントは
直線に入ったら持っていける自信があるので直線に入るまでのプレーを頑張っていきたい。
―1番最初にTDされましたが、チームに勢いをつけることができたと思いますか
あそこは運んでくれた方々がいるんで、自分はラッキーだったかなと思っています。あそこまで運んでくれたチームに感謝しています。
―次戦に向けて一言お願いします
1週間後に試合があるので、出られるかどうかわからないですけど自分の出せるもの以上のものを出していきたいと思いますし、今日以上のTDを取りたいと思います。
WR松永選手
―今日の試合を振り返って
OFは10TDを目標にしてやって達成できたのでよかったです。でもまだまだメンツの交代ミスなど細かいミスが目立ち、そういうことを直していかないと甲子園で勝てないと思うので直していきたいです。
―OF陣の調子は
調子自体は悪くないと思います。でも、全体のミスですね。雰囲気も最初は良くなかったですし…。
―ご自身の調子は
個人的にはそんなに良くないです。目標として3TD掲げていたんですけど、QBのミスとかもあって達成できなかったので。あとブロックですね。自分ちっちゃいので自分から当たっていかなければいけないのが課題です。
―春のオープン戦の時に話していたリバースプレーで今日はTDをしましたが
リバースはスピードオプションの裏なので今後軸になっていくのかなと思っています。個人的にも走るのが得意なので、そこはプレイコーラーからコールされたら絶対やろうという気持ちでやっています。
―フリーキックを途中から蹴っていましたが
蹴る予定は無かったんですけど、急きょ蹴る人がいなくなったので蹴るように言われました。
―4年生として迎えるリーグ戦はどうですか
めちゃくちゃ気合入ってます!個人的なんですけど、日大にいる法政二高出身のCB栗田を倒したいです!!
―夏合宿はどのようなことをしましたか
OFとしてはチームプレーですね。プレーの完成度を上げるのと個々のレベルアップを取り組みました。個人的にはラックを伸ばしていけるように心掛けています。
―リーグ戦で自分のココを見て欲しいという点は
関東で一番TDを取るという目標を掲げたので、レシーバーにしてもリターンにしても常にTDを狙っていくので、自分がボールを持ったらビッグプレーが起きると思って観てくれればと思います。
―次に向けて一言
次は100点取ります!