結果奮わず... 第64回全日本選手権大会3日目/フェンシング部
第64回全日本フェンシング選手権大会
2011年9月8日~11日
会場:代々木第一体育館
全日本選手権大会も折り返し、3日目には予選プール戦を含む4種目もの競技が行われた。法大は期待のかかった男子サーブル種目では新井のベスト8が最高となったが、春に団体ですでにリーグ戦、王座決定戦ともに優勝を飾っている男子エペ陣や、昨年も出場し、ベスト16となった女子サーブルの飯塚など注目が集まった。
試合結果
総合成績
種目 | 名前 | 総合順位 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
男子エペ | 辛島 裕太 | 39位 | 13-15 | |
吉田 玲 | 45位 | 11-15 | ||
吉澤 有紀 | 27位 | 14-12、6-15 | ||
菅野 慶嗣 | 67位 | 予選敗退 | ||
冨澤 卓也 | 70位 | 予選敗退 | ||
女子サーブル | 飯塚 早紀 | 41位 | 12-15 | |
木村 毬乃 | 38位 | 10-15 |
*結果スコアはトーナメント初戦、2回戦…の順に記載
*個人戦は15点先取
男子エぺ 吉澤が初戦突破
団体戦では華々しい戦績を残してきた男子エぺ。個人戦ではどこまで戦えるのか、注目された。エペキャプテンをつとめる4年生の辛島は岡山クラブの青木と対戦。序盤はポイントを奪われ、リードを許してしまう。しかし、一旦立て直しを図り、勢いをものにした辛島は、10-10と振り出しに戻すことに成功。ここで連続得点を挙げたいところだったが、その後は相手に軍配が上がり、勝ちきられてしまった。13-15と惜敗も、初戦敗退。
同じく吉田も初戦で姿を消した。翔陽学園高校の山崎に積極的に攻められてしまい、一進一退の攻防戦。1点差を追い続ける展開に。最後まで果敢に攻めた山崎の勢いに押され、11-15で終えた。
だが、そんななかルーキーの吉澤が健闘する。初戦の相手は立命館大の野村。序盤からわずかなリードを守り、試合を有利に進めていく。終盤もそのペースを維持し、14-12(時間切れ)で初戦を突破した。唯一トーナメント2回戦へと駒を進めた吉澤。相手は強豪・NEXUSの坂本だ。
先制点を挙げたのは坂本。その後すぐに、吉澤も点を取り返すが、得点が続かない。慎重に粘るものの決めきれず、同時突きも含む相手の8連続得点で、途中2-9と大きく離されてしまう。点差を縮めたいところだが、坂本に確実に点を重ねられてしまい、主導権を握ることができない。最後まで流れを寄せられないまま、6-15で試合終了。ベスト32で終えた。
女子は結果振るわず悔しい敗戦
女子ではサーブル種目が行われた。前日の予選プールでは、飯塚、木村の2名が本選出場を決めている。しかし、全日本の壁は厚く、両者の初戦突破は叶わなかった。木村は、序盤まで拮抗した試合となり、ポイントの取り合いとなったが、中盤以降相手に呑まれてしまい、思うように得点を奪えなかった。10-15と差が付き、悔しさが溢れた。
日大の福本と初戦で当たった飯塚は、接戦を終盤まで繰り広げ、2点の差を追いかける。しかし、流れに乗ることができず、12-15と惜敗した。初戦敗退という苦味、しかし彼女たちの強さは団体戦では存分に発揮される。今後控える大会での活躍に期待したい。
選手の試合後のコメント
吉澤有紀選手