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【フェンシング】第72回全日本選手権大会(団体戦) 男子フルーレが学生史上初の全日本4連覇を達成!女子サーブルも表彰台に!

全日本選手権(団体戦) 男子フルーレ・女子サーブル
2019年12月21日
垂水中央運動公園体育館(鹿児島県垂水市)

2019年の最後を飾る全日本選手権(団体戦)。2日目には男子フルーレと女子サーブルの2種目が行われた。昨年まで3連覇中の男子フルーレは、前回大会に続いて日大との決勝戦を制し4連覇を達成。この種目では学生史上初の全日本団体4連覇という偉業を成し遂げた。さらに、女子サーブルも3位決定戦を制し3位入賞。男子フルーレとともにダブル表彰台を達成した。

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ダブル表彰台となった男子フルーレと女子サーブル

団体戦結果

種目出場メンバー試合詳細順位
男子フルーレ 敷根崇裕(法4)、鈴村健太(法3)、岩田圭介(法2)、中村太郎(法1) 2回戦〇45-22柏陵高 準々決勝〇45-18ジェーシーアイ 準決勝〇45-26中大 決勝〇45-32日大 優勝
女子サーブル 髙嶋理紗(国文3)、和田佳奈(文3)、稲野邉南(国文2)、月野敬子(国文1)  2回戦〇45-15鹿児島南高 準々決勝〇43-25日大 準決勝●42-45中大 3位決定戦〇45-31岐阜クラブ 3位

男子フルーレ戦評

 男子フルーレ団体は、昨年度優勝メンバーの敷根崇裕(法4)、鈴村健太(法3)に加え、岩田圭介(法2)、中村太郎(法1)らが出場。昨年度チームの主軸を担っていた野口凌平(平30年度卒=現NEXUS)や西藤俊哉(現在休学中)がチームを離れたことや敷根、鈴村らが海外遠征で不在だったことから、今年度は関東学生選手権(関カレ)優勝のみ。「今回は絶対に取らなくてはならないと思った」(敷根)と語るように全日本4連覇はチームにとって与えられた『使命』のようなものだった。

 初戦から柏陵高に45-22と大差をつけ好発進すると、準々決勝でもチーム総失点はわずか18点と他を寄せ付けない圧巻のプレーが光った。準決勝では中大と対峙。鈴村、敷根が立ち上がりから得点を重ねリードに成功する。3回り目では「狙いたいところを思い切って狙え」と敷根裕一コーチからげきが飛ぶも、中村が苦戦を強いられる。思うようにアタックが決まらない者の、5点差を維持したまま後続へつないだ。16点差と大量リードを保ったまま最後回りの敷根が試合を決め、決勝進出を果たした。

 決勝では全日本学生選手権(インカレ)準決勝で敗れた日大と再び対戦。1回り目から敷根が無失点でつなぐと、続く中村、鈴村も得点を重ね9点差に。難なく試合を運ぶも、7回り目では中村が残り時間1分を切ったところで相手に連取を許し、計10失点と苦しんだものの、序盤の貯蓄を生かし8点差で鈴村につないだ。鈴村、敷根が共に落ち着いた剣さばきで試合を運び、4年連続9回目の全日本王者に輝いた。

 交代の最中には、鈴村が中村の頭をポンと撫でるような場面もあった。「まだ1年生の太郎が、団体戦に慣れていないような状態だったんですけど、それをしっかり健太と自分がカバーすることが出来たような気がした」(敷根)と振り返るように、今大会は岩田や中村ら下級生の『成長』につながったはずだ。男子フルーレ団体は、法大の『お家芸』として確固たる強さを示した傍ら、後輩たちへの道しるべを残したに違いない。(梅原早紀)

女子サーブル戦評

  前回大会ではベスト8の女子サーブルチームは2回戦からの登場に。

 髙嶋理紗(国文3)、和田佳奈(文3)、稲野邉南(国文2)、月野敬子(国文1)と今季初めてフルメンバーがそろったチームは、地元の鹿児島南高との初戦を45-15と圧勝でスタートを切ると、続く準々決勝では稲野邊の活躍もあり、日大を45-25で降して準決勝へ駒を進めた。準決勝では前回大会を制した中大との大一番に。立ち上がりから快調にポイントを重ねた法大は、1回り目を15-12とリードして終える。しかしその後逆転を許し、38-40と2点のビハインドで最後回りの髙嶋へつなぐ。中大の江村美咲との日本代表対決となった髙嶋は、果敢に反撃を狙うも、ビデオ判定の結果判定が覆るなど運に味方されず、42-45で敗戦となった。準決勝で敗退となった法大は、3位決定戦で岐阜クラブと対戦。中大戦から一転して立ち上がりに苦しんだ法大は、15-14で1回り目を終えるとその後もリードを作れずに試合が進む。しかし、24-25でバトンを受けた髙嶋が6連続得点で一気に流れを引き寄せると、その後は着実にリードを広げ45-31で勝利。最終戦を勝利で飾った法大は、昨年のベスト8を上回る3位入賞となった。(片山和貴)

選手インタビュー

敷根崇裕(法4)

―優勝おめでとうございます。4年連続9回目の全日本団体優勝となりました
ありがとうございます。今年は、関カレ以外優勝がなかったので、今回は絶対に取らなくてはならないと思いました。皆頑張ってくれて、優勝という結果を得ることが出来たのですごく良かったです。

―関カレ、インカレは海外遠征のため不在だったが、後輩たちの戦いぶりについて
(鈴村)健太は、来年もいるのですが、(西藤)俊哉(現在休学中)がいたときは自分と俊哉に頼ってしまうようなチーム状態だったと思います。今回、自分たちがいない中で、どのようなプレーで試合を作っていくのかを考えるいい機会になった気がします。

―今大会を振り返って
まだ1年生の(中村)太郎が、団体戦に慣れていないような状態だったんですけど、それをしっかり健太と自分がカバーすることが出来たような気がします。良いチームワークは作ることが出来たと思います。

―岩田選手や中村選手の成長は感じますか
そうですね、太郎とはまだ今年しか団体戦は組めていないのですが、大学生なのでミスも少なく、あとはちょっとした部分でのミスや、ポイントの正確性を増していくことを練習で積み重ねていければいいのかなと思いました。あとは、成長という点においては、試合中にベンチの声をしっかり聞くということは、前よりも上手くなったような気がします。

―ご自身として全日本団体戦は4連覇と大学在学期間に無敗だったが
そうですね、自分の場合は全日本よりも東京五輪を目指しているので、全日本は取って当然だったというか、しっかり優勝することが出来て安心しました。

―東京五輪に向けての目標や意気込みを教えて下さい
今のところ、世界ランキングにおいては、日本人トップなので一応今の段階だと、五輪出場の権利は取れています。ですから今の順位をキープしつつ、ランカー(16位以内)を目指して頑張りたいと思います。

―直近の国際大会の手応えはいかがですか
高円宮杯では、ベスト64で一回戦敗退と結果だけ見ると良くなかったのですが、試合の内容や自分の気持ちは負けていないものだと感じることが出来ました。今まで、緊張して思い切ったプレーが出来ないことが自分の課題だったのですが、今は思い切ってプレーできるようになりました。

―今後に向けて一言お願いします
オリンピックで金メダルを取ることを目指して頑張ります!

髙嶋理紗(国文3)

―3位入賞となりました。今の率直な感想は
準決勝で負けたのは悔しいですけど、最後に勝って終われてメダルをもらえたので、よかったです。

―準決勝では最後回りをリードを許した状況で迎えました
私はリードされて帰ってこられても自信をもって戦えるので、あの場面では思いきり出来ました。

―今季は日本代表の活動でチームを抜ける期間もありました。自らが不在の間のチームについては
チームの中では私がいてもいなくても変わらず目標に向かってやっていくだけなので、ちゃんとコミュニケーションをとって、全日本に向けて頑張ろうという話をしながらやっていました。

―2019年の最終戦となりました。今年を振り返って
オリンピックのかかる試合ばっかりでプレッシャーも大きかったんですけど、やっぱり自分が一番目標にしているのがオリンピックのメダルなので、そこに向かって一歩一歩前進できたんじゃないかなと思います。

―来年はついに東京五輪の年となります。代表入り、そしてメダルへ向けて
まずは団体でメンバーにしっかり入って、自分が出て世界で勝てるように頑張っていきたいです。

フォトギャラリー

  • DSC 3404 Rダブル表彰台となった男子フルーレと女子サーブル
  • DSC 3456 R学生史上初の全日本4連覇を達成した男子フルーレ
  • DSC 3420 R3位入賞となった女子サーブル
  • suzumura R敷根と共にダブルエースとして優勝に貢献した鈴村
  • shikine Rチーム唯一の最上級生としてチームをけん引した敷根
  • nakamura R1年生ながらチームを支える活躍を見せた中村
  • takashima Rエースとして抜群のプレーを見せた髙嶋
  • inanobe R絶好調の稲野邉も3位入賞に大きく貢献した
  • tukino R全4試合でトップバッターを務めた月野
 
 
 
 
 

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