陸上

【陸上競技】第98回関東学生対校選手権 1、2日目 入賞者続出!!令和最初の関カレで好スタートを切る!

第98回関東学生対校選手権
2019年5月23日(木)、24日(金)
相模原ギオンスタジアム

 熱き戦いが繰り広げられる関東学生対校選手権(関東インカレ)が今年も開幕した。やり投の前田が6位入賞を果たすと、佐藤が10000mで日本人トップの3位で表彰台に立った。順調な流れで1日目を締めくくると、2日目は砲丸投の天野と女子100mの田植が入賞を果たす。そして110mHの吉間が2位、男子4継が3位で表彰台に立ち得点ラッシュとなった。

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日本人トップでゴールした佐藤

試合結果 

種目別結果

種目ラウンド選手名記録順位
男子100m 予選 3 山路康太郎 10秒81 (+2.3) 8着
5 直野孝人 10秒82 (-1.2) 6着
男子400m 予選 3 伊深愛生 47秒77  4着
4 白井一央 50秒15  8着
準決勝 2 伊深 48秒73  8着
男子1500m 予選 2 山本恭澄 3分56秒46 10着
男子10000m 決勝 佐藤敏也 28分41秒58 3位
鎌田航生 29分35秒78 15位
男子110mH 予選 1 樋口陸人 13秒87 (+2.7) 2着
2 横地大雅 14秒02 (+2.9) 3着
3 吉間海斗 13秒81 (+4.0)

1着

準決勝 1 樋口 13秒92 (+0.6) 3着
2 吉間 13秒87(+0.6) 1着
2 横地 14秒13(+0.6) 4着
決勝 1 樋口 13秒87 (+2.7) 5位
1 吉間 13秒80(+2.7) 2位
1 横地 13秒89(+2.7) 6位
男子走幅跳 決勝 日髙修杜 7m54 (+3.4) 11位
秋山裕樹 7m21 (+3.8) 19位
男子砲丸投 決勝 天野光汰 15m20 8位
加島辰哉 13m63 21位
男子やり投 決勝 前田秀悟 67m61 6位
齊藤一樹 59m98 19位
男子4×100mR 予選 2 直野 39秒63 2着
樋口一
江藤
樋口陸
 決勝  直野‐樋口一‐江藤‐樋口陸   39秒41  3位
女子100m 予選 1 田植晶子 12秒07 (+0.7) 3着
3 柴田絹子 12秒84 (-3.4) 7着
準決勝  2 田植  12秒12(‐1.9)  3着
決勝  1 田植  11秒88(+2.6)  6位
女子100mH 予選 1 関口奈々 15秒14 (+2.6) 8着
2 齋藤碧彩 14秒17 (+3.0) 7着
女子4×100mR 予選 1 柴田 47秒39 3着
田植
原岡望美
樋口夏美
 

戦評

大学に入ってから初めての公式試合となった、山本恭澄(1)は東海大の館澤などといった格上選手が集まった2組に出場。スローペースでレースが運び序盤は先頭集団に食らいつくも、ラスト一周で周りがペースを上げると自身も追い上げたいところだった。しかし、そこは他の選手たちが一枚上手でリードを許しそのままゴール。初の公式戦から大学陸上の洗礼を受けることとなった。
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格上相手に粘りの走りをみせ、デビュー戦となった山本

 10000mに登場したのは法政のエースである佐藤敏也(4)と2年生ながら主力として活躍する鎌田航生(2)。留学生ランナーや各校のエースが集う今回のレースはハイレベルなものとなった。序盤から留学生ランナーや東海大の鬼塚が先頭を引っ張る展開になるものの、鎌田と佐藤は離れずに食らいつく。しかし、徐々に鎌田が離せれていく。その中で佐藤は先頭集団の後ろにつくとラスト8周で日本人トップに躍り出た。そして留学生をも捕えると、日本人トップの3位、29分切りの28分41秒58でフィニッシュ。「表彰台は狙ってなかった。まさかです」と語った佐藤。しかし立川ハーフや兵庫リレーカーニバルと思い通りの結果が出ない中でも下を向かず、堅実に練習に取り組む姿勢が今回の結果に結びついたといえる。鎌田も2年生ながら15位29分35秒78と健闘した。今回の2人の活躍は、箱根総合4位に向けた大きな前進となった。

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日本人トップで3位の佐藤は表彰台に立ち、満面の笑みでチームメイトの呼びかけに応えた

 女子100mは田植晶子(3)、柴田絹子(1)が出場。柴田は追い風(-3.4)の影響か記録を伸ばすことができず予選敗退となる。一方、田植は力走を見せる。予選を3着でゴールし、法大勢として唯一準決勝に駒を進める。準決勝は追い風となるも、大きな影響を受けることなく安定した走りを見せ3着。決勝まで進んだ。迎えた決勝。追い風(+2.6)の中、気迫の走りを見せ、11秒台を叩き出す。しかし、表彰台に食い込むことができず、6位入賞となった

 男子100mでは男子100mは2人の選手が出場。3組に山路康太郎(1)が一年生ながら出場。東海大のデーデーブルーノを中心に熾烈な首位争いが繰り広げられた組で、大学公式戦初出場の山路にとっては悔しい一戦となった。組では最下位となった。大学陸上の厳しさを肌で感じた山路がこれからどう成長していくのか目が離せない。続く5組に登場したのは4年の直野孝人(4)。4年生にして初めての関東インカレとなった。向かい風の中トップに喰らい付こうとするも、思うようにいかず組6着の位置でフィニッシュ。山路が10秒81、直野が10秒82とどちらも準決勝への進出は叶わなかった。

 男子400m予選には、伊深愛生(3)と白井一央(1)が出場した。初出場の白井は、粘りの走りで健闘したものの、周囲に力及ばず予選敗退。関カレデビュー戦は悔しさの残る結果となった。一方、伊深は自己ベストに迫る好記録を叩き出し予選を突破。迎えた2日目の準決勝では、序盤から勢いよくレースを進め好調を伺わせる。しかし、後半以降伸び切らず、徐々に後退し上位を譲る形に。惜しくも決勝進出とはならなかった。

 女子100mHにも1年生ながら関口奈々(1)が出場。ハードルを越えるごとに周囲との差がじわじわと広がっていき、8位でフィニッシュ。追い風の勢いに押される形にはなり、13秒台前半が続出した今回の試合。大学陸上の厳しさを肌で感じる結果となった。続く組に出場したのは昨年の関カレに出場経験のある齋藤碧彩(2)。先輩として後輩の借りを返したいところだったが、同じような形で他の選手にリードを許し、7位で終えた。どちらも準決勝進出とはいかなかったものの、齋藤は昨年よりも良いタイムをだしている。どちらも1年・2年とこれからの法大女子陸上の次世代を担うエースになるのは間違いないだろう。

 男子110mHには、吉間海斗(3)、樋口陸人(2)、横地大雅(1)が出場。3選手とも着順で予選を通過すると、準決勝では全選手が自己新記録を更新するなど見事な快走で決勝進出を決めた。迎えた決勝。準決勝で大会新記録をマークした泉谷駿介(順大)が頭一つ抜け、2番手以降が横一線に並ぶ展開。その中、吉間が意地の走りで熾烈な2位争いを制しフィニッシュ。昨年の5位を上回る大健闘を果たし、表彰台を決めた。2度目の関カレとなる樋口は5位に入り、吉間に次ぎ確かな存在感を示した。1年生ルーキーの横地も、デビュー戦ながら引けを取らない積極的な走りで6位入賞。今後の躍進に大きな期待がかかる結果となった。

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吉間は2位で表彰台に立った

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チームの声援に笑顔で応える田植

 男子走幅跳には、日高修杜(2)と秋山裕樹(1)が出場した。昨年もこの種目で出場している日高。1回目の跳躍で7m54をマークすると、その後も懸命な跳躍を見せたが、1回目の跳躍には至らず。昨年の記録を上回る結果となったものの、入賞には届かない11位となった。秋山は1回目から跳躍ごとに記録を伸ばしたものの、本来の実力は発揮されず19位に。デビュー戦はほろ苦い結果に終わった。 

 男子砲丸投には天野光汰(4)と加島辰哉(1)が出場。加島は1年生ながら気迫のこもった投球を見せるも力及ばず13m63で最下位と悔しい初の関カレとなった。一方、天野は力強い投球を見せる。1投目に15m代に乗せ、攻めに行った2投目で15m20の自己新記録を叩き出す。その結果、6投目まで挑戦できる上位8名に食い込む。しかし、後半は15m20の記録を越すことができず、天野が目標としていた15m50に届かなかった。そのまま8位で2年連続入賞を果たした。「満足とは言えない」と悔しさをにじませ、次回の学生個人での躍進を誓った。

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入賞を果たした天野

 鈴木美帆(H30年度卒業)が抜けた女子4×100mリレーでは一年生が2人出場。一走の柴田(1)がいい位置をキープし、二走の田植(3)にバトンパス。100mで大活躍の田植だけに、快走を見せ、原岡(2)にバトン渡る。ラストランナーを務めたも一年生の樋口夏(1)。若干パスが詰まったシーンも見られたが、組3着の47秒39でフィニッシュ。タイムでの繰り上げを期待することになった。しかし次の組で青学大や筑波大が45秒台を叩き出すなど、周りのタイムに圧倒され、予選で敗れる形となった。一年生が2人出場して、昨年の関東インカレのタイム47秒25に迫っている。一年生の2人がこれからどこまで力をつけ、躍動を見せて欲しい。

 昨年は6位と惜しくも表彰台を逃した法大。今年はその悔しさを晴らす、力強い継走を見せる。予選は1走の直野孝斗(4)、樋口一馬(3)、江藤拓都(4)、樋口陸人(2)の順に息のあったバトン渡しで39秒台をマークし予選を組2位で通過。迎えた決勝。メンバーを入れ替えずに挑む。巧みなバトンパスでタイムロスを少なくして上位陣に食らいついた。その結果、予選よりもタイムを上げ、39秒41でフィニッシュ。3位となり、悲願の表彰台に立った。選手たちはお互いにハイタッチをし、喜びを分かち合った。(近藤のぞみ・青木義貴・須藤大樹・守本咲希)

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3位で表彰男子4継メンバー

選手インタビュー

 佐藤敏也

―3位という結果をうけていかがですか
留学生が5人いたので表彰台は狙ってなかったですし、とれると思ってなかったので非常にびっくりしています。

―今回のレースを振り返ってみて
留学生がハイペースで引っ張るか荒らすかのどっちかだと思っていたので、10000mなので前半はリラックスして後半勝負だと考えていました。後半溜めていたので、自分の思い通りの走りができました。

―どういったレースプランを心掛けましたか
ペースの上げ下げが結構あったので、上がってもあまり足を使わず徐々に徐々につめていくことを意識していました。

―表彰台は狙われていましたか
狙っていなかったです。まさかです(笑)

―入賞はねらわれていましたか
留学生が5人いたので表彰台は絶対無理だと思っていました(笑)入賞争いは絡めるかなと思っていたのですが3位に絞れた時に、後ろを見たら結構離れていたので逃げ切れば勝てるなと思いました。

―ラスト8周あたりから日本人トップに立たれました
後ろから見てて、日本人選手も大分動きが良かったのでラスト勝負になるのかなと思っていました。徐々に離れていって3人に絞れて逃げ切ることができました。

―コンディションはいかがでしたか
練習自体は、これまでにないくらい良い練習が出来ていました。立川ハーフも兵庫リレーカーニバルも敗戦してしまったのですが、練習ができていたのであまり下を向かずにやってきてよかったです。

―最高学年としてどのようにチームを引っ張っていきたいですか
チームのエースとして、どんな大会でも結果を残せるようにしたいです。

―次に狙っている大会は
最終日の5000です。自分はどちらかというと長い距離の方が得意なのですが、スピードにも自信がついたので入賞はもちろんのこと表彰台を狙っていきたいです。

―今後の意気込みをお願いいたします
今回は3位を取れたのですが、ここで浮かれてしまったら5000は悔しい結果となってしまうと思います。なので喜ぶのは今日だけにして、しっかり調整して5000に臨みたいです。

山本恭澄

―レースを振り返って
前半スローペースで入って、しっかりラスト上げなければいけないなと思いながら走っていました。準備はしてたのですが、思いのほか周りの大学さんが早くてついて行けず圧倒されてしまいました。なのでもっと力をつけていかなければいけないなと感じたとともに、先輩方の強さをしみじみと感じるレースでした。

―レースに向けてどのような調整をされていましたか
春から1500mに向けて、何本かレースに出ていました。どうしてもスピードの部分が足りないと感じていて、メニューも全体とは別でスピード重視の練習をしていました。練習で自己満足してしまっていたので、周りにもっと目を向けて意識の高い練習をしていかなければいけないなと感じました。

―今回のレースは大学初の公式戦でしたか
そうです。憧れである法政のユニフォームを着れることがすごく新鮮で緊張感がありました。昨日の夜からドキドキしてたのですが、会場に来てアップなどをやっているうちに楽しみに変わっていきました

―法政大学に入学を決めた理由は
自分は先生に決められたメニューをこなすなどといった制限で強くなるということが好きではなく、法政大学に入部してからは自分の調子だったりや意思決定を優先させて競技をやらせていただいています。自分で考えながら自分で強くなっていくという所に惹かれて入学を決めました。

―同学年に負けたくない選手はいらっしゃいますか
全員強いので全員に勝ちたいのですが、一人に絞るとしたら今回1500で選ばれていた内田です。今後チームの主力としての存在になっていきたいですし、駅伝で勝ちたいという気持ちは皆あると思うのでその際に必要不可欠な存在になりたいです。

―先輩などで憧れている方はいらっしゃいますか
坂田昌駿さん(平29卒)です。坂田さんは高校の時から先輩で、自分は在学中に関わることはなかったのですが教育実習で来てくださいました。面白い方なのですが、切り替えがすごくてそういったところに惹かれました。自分も切り替えが早かったり、ここぞというところで力を発揮できる選手になりたいです。

―今後に向けて意気込みを
1500は当分走る機会はないと思うので、駅伝に切り替えたいです。今は短い距離で練習してきているのですが、一変して長い距離に対応できるように練習して駅伝で活躍できるような選手になりたいです。

天野光汰

―今日の試合を振り返って
一投目に15mに乗せられて、まず気持ち的に落ち着けました。二投目は攻めにいって、結果として伸びて良かったです。今大会の目標を15m50cmと定めていて、記録的には満足とは言えませんが、決勝に残れたのは良かったです

―今日の状態は
体が比較的動いていて、体は良かったです。技術面では、距離が伸びなくて焦ってしまい技術は崩れてしまったと思います。

―昨年と同様の8位でした
今年は1・2年生が強くて、去年よりベスト8のラインは上がってました。しかし目標通りの15m50cm投げていればもっと上に行けたのになとはとは思います

―今回見つかった課題は
投げ急いで体を開くのが早かったことです。そこが修正できれば15m50cmはいけると思います。学生個人までに修正したいです。

―課題を克服するためには
投げ練習メインでやっていこうと思ってます。ウェイトは今まで通りでやっていきます。

―今後の意気込みをお願いします
日本インカレで最後になるので、そこにしっかり照準を合わせていきます。16m台を投げて引退したいと思います。

前田秀悟

―今大会を振り返って
自己ベストが狙えるくらい調子が良かったのですが風に左右される展開になって、まだまだかなと思っています。

―去年の18位からの躍進の理由は
冬の練習をウエイトトレーニングを早く切り上げて技術練習を中心に行ったことが、今回の結果につながってきたのかなと思います。

―今後の課題は
助走ですね。助走のスピードを活かして投げきれるようになれればもっと良い記録を出すことが出来るのではないのかなと思っています。

―次に狙っている大会は
大きい記録を出したいと思っているのは全カレですね。最低自己ベストで75mは絶対出したいですね。

―今後の目標をお願いします
75mを投げて、全カレで表彰台に立ちたいです。

吉間海斗

―今日のレースを振り返ってみて
決勝は前半ちょっと遅れてしまったんですけど、なんとか落ち着いてレースできたのが良かったと思います。

―それは緊張からということでしょうか
緊張はそんなにしないタイプなのでちょっと前半崩れた部分が後半取り戻せたかなという感じです。

―決勝レース直前のお気持ちは
決勝に3人法政から残ったので、楽しくやろうかなと思ってました。

―レース直後の手ごたえは
結構接戦だったんですけど、「2番かな」という感じでした。

―今大会の目標は
表彰台に登れたら良いかなという感じでした。去年は決勝残って5番とかだったので今年は表彰台に登れて目標は達成できたので良かったです。

―目標を達成した今のお気持ちは
日本選手権の標準記録をまだ取ってなくて、期限が今日最後チャンスだったので、それも狙いつつ挑みました。表彰台にも登れて、タイムも切れたので良かったです。

―準決勝では自己ベスト更新でした
準決勝が9時半からで、競技場が午前中しか良い風吹かないし、午後は追い風で参考記録になってしまうのがわかっていたので、(準決勝が)日本選手権のタイムを切る最後のチャンスだと思っていました。そこでしっかりタイム出せたので良かったです。

―決勝では予想通り風の強い中でのレースでした
予選でかなり追い風の強い状態で走ってたので、だいたいの感覚はわかっていました。追い風が強いとハードルの間が詰まってくるのでちゃんと刻めるように意識して最後まであせらず挑んだ結果、2番でした。

―重点的な調整などはされましたか
前回の大会で足の方をつってしまって、タイム狙ってたんですけど、その大会が悔しかったのでカンカレでチームに貢献できる走りと日本選手権の標準記録を切るためにやってきました。(結果が出て)良かったです。

―今後に向けた意気込みをお願いします
全カレで表彰台を狙います

 

フォトギャラリー

  • S  4751480 R期待のルーキー山本
  •  G4A0086 R佐藤はエースの走りを見せる
  • S  4759569 R見事入賞を果たした天野
  • 1 190524 0003 R躍進を遂げた前田
  • S  4759570 R女子のエースとしての走りで見事入賞
  • S  4759568 R白熱した接戦に打ち勝ち2位に躍り出た吉間
  • 1 190524 0001 R予選から圧巻の走りを見せた男子4継
  • 1 190524 0002 R予選敗退とはなったものの粘り強い走りを見せた女子4継
 

 

 
 
 
 
 

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